With"F"第10回CBR1000Fツーリング in 房総


 Date  :1999.03.22(Mon)
 Courese :富津岬〜亀山湖〜養老渓谷〜(勝浦)〜九十九里〜千葉東金道野路PA(約350Km(大船発・着)


【ほたる〜っ?!】

 困った。困った。本当は8時前には出るはずだったのに...

 「心配された天気も何とかなりそうということで決行します」と、前日、今回のツーリングの幹事、いねむりねこ氏に電話を入れるとの明るい声。

 で、うれしい反面、困ってしまったのが、愛車からはずしてあるパーツ。実はあるパーツについて思い立ったことがあってはずしてあり、前日に取り付ける予定だったのですが、前日は終日雨。しかたなく当日朝に付けることにしていたのですが、予定では3分もあればつくはずだったのが、全く付かない...

うみほたる おまけに、ベイブリッジの上は風速14メートルと、車体を傾けていないとまっすぐ走れない状態で、ペースの上がらないこと!! 「9時には"うみほたる"にいますから」なんて調子のいいことを行った手前、最初(で最後の)アクアラインを味わうまもなくトンネルを激走します。15〜20分遅れで着いた"うみほたる"には、既に観光バスから吐き出され続けるおばさまたちであふれており、バイク乗りは誰もいませんでした(実はここには名古屋からいらした"たこ"さんがいらっしゃったのですが、数分の差で出発した後だったのです)。

 とはいっても、3,200円も取られたんだからと、展望台まで行って写真を撮り、5分くらい見学してからすぐさま出発。しかし、そこは海の上。なんと風速20メートルのとんでもない横風に、左側車線にいたはずなのに、いつの間にか右側車線を走っていました。250ccに乗っていたときは、たまにありましたが、1000Fに乗り換えてからは初めてのこと。この風には今日1日中悩まされ続けるのです。

【すっごく不愉快な後でちょっといい気分...

 それでも15分遅れくらいで第2集合場所の富津公園に付けそうだと考えながら走っていると、前を走っている軽トラックの様子が変。荷台に大きな犬がいるのはいいとして、それに走りながら餌を与えているのです。しかも、信号が変わってもなかなか走り出そうとしないし、加えて交差点の中に入ってまで蛇行しているので危ないことしきり。危ないのでクラクションを鳴らしてから追い抜いたのです。ミラーでみると他の車も何台かクラクションを鳴らしながら抜いていきます。

 ところが、何を勘違いしたのか、そのトラックが追っかけて来るではないですか。次の信号で、強引に前に出られると、運転手のオヤジが何かわめきながらやってきます。訛りがひどくて何を言っているのか正直なところわかりにくかったのですが、どうやらクラクションを鳴らしたことを怒っているようなのです。ちょっと言い争いになりかけましたがなんとか納め、大幅に(30分以上)遅れて集合場所に到着したのでした。

富津公園 集合 当然これだけ遅れたのですから、皆さん既に集まっていらっしゃいます。その数なんと25台(CBR1100XX、DAYTONA1200ブリティッシュ・カフェレーサー、ZZ-R1100C3、APRILIA LEONARDOを含む)。私は第8回以来の参加ですが、やはりこれだけ同じバイクがそろうと、壮観なものがあります。

 ところで、今回のツーリングは、クラブの代表である伊藤さんが転勤されるので、そのさよならツーリングとともに、私のモリワキワンオフマフラーのお披露目会もかねているそうなのです。ホームページには既に掲載してあるのですが、やはり実物が見たかったとのことで、結構色々と確認されていました。へへ...いいでしょう!!(って、ちょっとだけ自慢モード(*^^*))


【やっぱりバイクは良いなぁ】

 さて、全員が揃ったところで(ってすみません...)さっそく第一のポイントである亀山湖に向かいます。とても寒く、しかもポツッ、ポツッとする天気に、これ以上悪くならないでね、と祈りながら、いかにも「千葉の山の中の道」という感じがする道(とはいってもR465ですが...)を抜け、房総スカイラインに入ると、そこは気持ちのいいワインディング。「コーォン」といういい音を残して、我がクラブの鬼走りな方々はあっと言う間に消えていってしまいました。しっかし、相変わらずですねぇ...着いていくだけでも大変です。とはいっても、自分のペースで走れるのが和がクラブのツーリングの良いところですので、私なりに気持ちのいいペースで走りました。

 そういえば、峠道を走るのはこれが今年の最初です。冬の間、車で峠道を走ったことはあるのですが(といっても助手席ですが...)、やはりバイクで走るのはひと味もふた味も違います。

 今日ここに来ているメンバーもそうだと思いますが、本当にバイクが好きなんだなぁと、改めて実感してしまいました。


【キャノンボールin暴走じゃなくって房総!!】 

亀山湖 さて、亀山湖で休憩&記念撮影をした後、With"F"ツーリングでは初めての試みだと思いますが、あえて明確にグループを作らず、「3時までに九十九里道路の最初のPA」と時間と集合場所のみを決めて、あとは自由に走ることになりました。

 ところが、ここで本日2つ目の大失敗。

 幹事のいねむりねこさんからいただいた地図では、R465をそのまま行って、大原でR128(つまり海岸線)に出るはずでした。ところが気が付いたときにはR297で勝浦に出てしまいました。これは、R465が小谷松の交差点でR297とぶつかるのですが、ここを左折して船子まで北上してから海に向かう(この間重複国道)のが指定のルートだったのですが、千葉をほとんど全く知らない私は、「海っぽい地名だ」というだけで何も考えずに右折してR297に乗ってしまったのです。

 気が付いたのは、勝浦まであと数キロまで来てしまってから。後ろを見ると...ゲッ!!結構付いてきている...まぁここまで来てしまっては仕方がない。うん。うん。とヘルメットの中で独り言。もしかして私なら知っているかも、と思って付いてきていらっしゃた方がいらっしゃったら、ご迷惑をおかけしました。

 でも、ちょっと風が強いものの、右に荒れる海と無数のサーファー達をみながら走るのも、また海にやってきたという気がしていいものです(と、自分の中で言い訳...)。途中、トイレに寄ったときに集団がばらけてしまいましたので、結局、ばなさん、CHISATOさん、CB男さん、164PSの男さんとの5人で走ることに。

 時間も結構良い頃なので、相談の結果、どこか良いところがあれば食事をしてしまおう、ということになったのですが、せっかく海に来ているのだから魚が良いなぁ...などと、改めて探すと結構ないものです。1度入りかけた和風レストラン風の店を覗くと、「真鯛 2,000円」の札が!!(@o@) その場で回れ右して、早々に立ち去ることにしました(駐車場がいっぱいだったので大丈夫そうだったんだけどなぁ...)

知花でのお食事 そこで、最後の、そしていつもの手段、ということで、ガソリンスタンドに立ち寄り、給油がてらスタンドのおばさまに尋ねたおすすめの場所が「知花」。ここは味も良く、しかも値段も格安、ということだったので、一抹の不安を残しながらも行ってみると、本当に大正解!! スタンドのおばさまは鰯がおすすめとのことだったので、鰯天ぷら定食(700円。鰯刺身定食(700円)は売り切れ)を頼んだのですが、本当に美味しかった!! これも、道を間違えたおかげ、なんて言いながら、4人(164PSの男さんとは途中ではぐれてしまった。)とも大満足。この辺りに来ることがあれば、また寄りたいと思っています。


【とても美味しゅうございました】 

 食事中に伊藤さんに電話をしてみると、R465からR128に入って1kmくらいの定食屋さんにいる、とのこと。だいたい変わらないね、などと言いながら外に出てみると、なにやら斜め向かいの定食屋さんからどこかで見たような大きなバイクの一団がでていくところ。 「あれ、伊藤さんたちだよね。」と4人で合図を送ってみたものの気づかずに行ってしまいました。 

 まぁ、この分であれば大幅に遅れる訳ではないので、無理をせずに集合場所の九十九里道路の最初のPAを目指します。

 数分遅れで到着すると、そこには皆さんのバイクがずらり。でも風が強くて寒いのと、どこかの誰かさんが朝大幅に遅刻して時間が押しているため、早々に、本日のメインイベントである焼きはまぐりを目指して九十九里道を北上します。でも、海辺の道路なので、風が強く、皆さんふらふらしています。まったく1000Fがふらつく風なんて、いい加減にして欲しい!!

 たどり着いたのは、第4回のWith"F"ツーリングでもやってきた浜茶屋「向島」。それにしても、この時期、しかもこれだけ寒い日に何でこんなにいるんだろう?と不思議になってしまうくらい盛況です。

 そして、待ちに待ったハマグリが焼け、しょうゆのいい匂いが漂ってくると、う〜ん、たまりませんなぁ...焼けた貝の殻で軽いやけどをしながらハフハフ、ムシャムシャ。

 中山美穂ならここで「一番絞り」となるのでしょうが、さすがにバイクできている以上飲むわけにはいかず、壁のポスターの中でビールを飲みながら微笑む彼女が、ちょっとばかりうらやましかったです。 


【まったね〜っ~\(^o^)】 

 はまぐりを十分堪能し体も温まったら、集合写真を撮ってラストラン。そういえば、私たちより後に浜茶屋の駐車場に止まっていた車のリアタイヤが見事にパンクしていたけど、どうしたんでしょう?無事帰ることができたんでしょうかねぇ(写真撮り忘れたんです。写していたら某氏のツーレポのように「本日のベストショット」確定だったんですけどね。)。

 新しくできた有料道路を抜け、千葉東金道路に入ると、皆さん爆走!!あっと言う間に追い抜かれ、そして姿が見えなくなってしまいます。「すっげー!!」なんて感心しながら追いかけますが、実は最後の集合場所である野路PAは、入り口から7kmくらいしかないのであっと言う間です。案の定皆さん入り口を通り過ぎそうになってオットットとやっていました。

 ほぼ全員到着して、ちょっとした頃、ばなさんが左側(つまり東京方面)から登場しました。「あれっ?今頃到着?さっき抜かれたと思ったけどなぁ...」。

 彼によると、やはりPA入り口に入り損ねたとのことで、PA出口の坂を、バイクにまたがったままバックで押し上がってきたそうです(こうしないと逆走の違反になるからね)。タイヤが付いているとはいえ、250kg以上あるものを押して上がってくるとは...本当にお疲れさまでした。

 最後に、自己紹介と伊藤さんの感動的なご挨拶があって解散となりましたが、伊藤さん、SONEさんは久里浜行きのフェリーに乗るとかで先に出発し(フェリーの時間に間に合うように走るところが、また彼らのすごいところでもあります。)、その他メンバーも三々五々出発です。私もくさむらさんや名古屋まで帰られるたこさん(これってすごいことですよね。おじさんにはできません。)と湾岸大井JCTまでご一緒させていただきました。

 でも、今回も25台と本当によく集まりました。1年前に同じコースを走った第4回は3名+1名ですから、なんと5倍!!。これもみなさんが1000Fが大好きだ、ということに加え、伊藤さんやいねむりねこさん達各メンバーが、大人の、気持ちのいいツーリングを開催してくれるからだと思います。

 伊藤さんは4月から九州に移られるそうですが、そちらに行っても頑張って気持ちの良いツーリングをして下さいね。

追記:
 やっぱり春の千葉はダメですね。何がダメって花粉が多すぎます!!

 翌日、花粉症の諸症状が極めて悪化し、ティッシュを片時もはなせなくなり、おまけに薬も全く効かなくなってしまいました(翌日の天気が良くなったこともあるでしょうが、午後から晴れてきたので、花粉を浴びまくっていたのがもう一つの原因だと思っています)。前年もこの時期亀山湖に行って、苦労したのをすっかり忘れていましたよ...

 鼻のかみすぎで鼻の頭の皮がむけてくるし、薬の飲み過ぎで胃が荒れているし...つらい...

 
 


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