Data	１．日 　 　程：	1999年６月５日（土）・６日（日）
	２．場 　 　所：	渥美・知多半島（渥美半島伊良湖岬）
	３．参加台数：	参加　26台＋車１台

　えー．．．With"F"のツーレポ書きなどという大役を仰せつかりまして、誠に恐縮しております。モノ書きは子供の時分から苦手としておりましたが、酒でも頼まれごとでも「Ｎｏ」と言うのがあまり好きでは無い性分ですので、なんとか挑戦させて頂こうかと思います。

【東日本第二まで】

　まず始めに、なぜいきなり第一が抜けてるかというと、レポートを書いている私がビリで到着したからなんです。8:00海老名SA集合のところを、8：10に環８世田谷でいねむりねこさんからの電話。
　「ばなさん、今、二俣川の所なんですが、後10分くらいで到着しそうです」と、遅刻届。まさかいねむりねこさん他、駒込から同行していたMVXさん、BMWさん、VFRさんも、かけた相手が更に後ろにいるとは思わなかったでしょう。

　そしてビリが25分遅刻で全員集合の後に簡単な自己紹介を行い、8：50ごろ海老名SAを出発。梅雨の中休みの好天に恵まれ、先頭集団はアッと言う間に見えなくなりました。　さて、箱根を過ぎて静岡県内に入ってしばらくすると、路肩にパトカーに止められているバイクがいます。まさかとは思いましたが通り過ぎる時にチェックすると1000Fです。やってしまいました、T*M*さん。海老名SAでの自己紹介では「今回は安全運転で行きますのでよろしくおねがいします」と宣言したばかりなのにご愁傷様でした。
本人のコメント「”りーち！”」

第二集合地点の富士川SAには（多分）予定通りに到着。

【東日本第三まで】

　既に１人狩られてるにも関わらず、またしても先頭数台はアッと言う間に視界の彼方へ。私は、ぬぬわ〜ぬふわkmで巡航しているＣＢ男さんについて走っていると、私達２台の後ろに１台増え２台増え．．．気が付くと法定+30程で流す10台近い集団が出来あがっていました。流石にみなさん、犠牲者が1人出た直後ですので慎重になっていたようです。

　そしてまたまた事件は起こります。第三集合場所直前の浜松IC付近で、またも1000Fがパトカーに止められています。色は黒／緑。後々目撃者に聞いてみると殆どの方はＤ・Ｍ純一さんと思っていたようですが、大盤狂わせ（狂乱の宴の時に全然大盤狂わせで無い事がわかりましたが）の、今回参加最高齢のM*Xさんでした。ご本人曰く、実は、ぬゆわkm程で巡航していたそうです。パトカー内で「年を考えて走って下さい」と言われたとか言われないとか．．．
　本人のコメント「妻も子もいます。真面目だけのサラリーマンだす。面目ないとひたすら謝りました。」
　「しかし、パンダが見えなくなったら、すぐ忘れますよね！年取ると物忘れが早くて・・・」とさ(^_^；

	第三集合地点の浜松西IC料金所に少々遅れて到着、そこで我々は凄いものを目撃しました。 第８回伊豆ツーリングの時に参加者全員をビビらせた、まがんださんの'89ポリス仕様が更にバージョンアップして登場したのです。赤フロントウィンカー＋ジェットヘル＋薄緑のカッパ(?)で前回はビックリさせられたのですが、更に今回は主にウェアー関係のドレスアップのようでした。薄いブルーのそれらしいウェアーに白の縦ライン、黒のグラサン、ウェストの拳銃ホルダーっぽい小物入れ。バイクのテールには紫の回転灯。バックミラーに移ったら、間違いなく慌てて減速してしまうような完璧なコスチュームに、集合していた参加者全員が驚くやら指を差して喜ぶやら。掲示板の予告書き込み通りの登場でした。

【最終集合場所まで】

　昼食の舘山寺までは割と近かったために、何事もなく到着。無理と思っていた、全員が一度に入れるほどの大きな鰻屋も見つかり、新潟から殆ど下道で来られたために少し到着が遅れたリーさんも合流して、皆で仲良く旨い鰻に舌鼓を打ちました。
　冷房の良く利いた店から出るのはなかなか辛かったですが、西日本組との合流地点へと急ぎました。舘山寺から伊良湖岬までは1.5hほど下道を走り、給油のタイミングも各自バラバラなので、割とバラけた小集団で走る事になりました。コンビニでジュースを買って、休憩がてら道端で来る人来る人に手を振っている人もいたりして。

　事故直後の車を２ヶ所で目撃しつつ、JACKさん、BMWさん以外は本来の集合場所の５km程手前の道の駅に集合してしまうという小さいトラブルは有ったものの、15：40ごろに伊良湖岬にて、日本全国、北は仙台・南は博多の1000Fが22台集まりました。やはりこれだけの1000Fが集まると眺めは壮観です。廻りに居合わせた観光客は、みなしげしげと見物していきました。

　30分の自由時間は、普段国内では、1000Fの事を知らないバイク乗り（つまり殆どの人）には、あまり好意的な意見は聞けないだけに、ここぞとばかりに普段の鬱憤を晴らすように1000F談義に華を咲かせる人が殆どでした。

　しかしやはり話の中心はボス伊藤さん。関東組にとっては、1000Fツーリングの時には必ず先頭にいるはずの伊藤さんがここまでおらず、何か少し違和感を持った人も少なくないと思います。それがやっと全員集まって「では皆さんちょっと集まって下さ〜い」のいつもの声が聞けてホッとしましたね。

　その他に、名物大あさりやカットメロンを食べる人、海を眺めてタバコを吸う人、おみやげを郵送する人など、それぞれ自由な時間をすごしましたが、お楽しみは狂乱の酒宴に取っておいて、日も傾いてきたので宿へと向かいました。

【夕食まで】
廻りに何も無い県道でエンジンが掛からなくて困っているZZ-Rの少年を助けたり（彼には押し掛けという選択肢は考えに無かったのだろうか？）また事故直後の車を見たりで、割と交通量の多い中を1.5hほど走って宿に到着。選抜隊7人が部屋に入る前にそのまま買い出し直行して、他の人はその間に風呂を済ませてしまい、19時から夕食となりました。
＃買い出しに行った酒屋には、なぜかＳ○スナイパーなんて濃い雑誌が並べてあった

　夕食は30〜40畳はあろうかという大部屋で、既にビールも用意されていて、狂乱の酒宴の前哨戦となっています。MVXさんは一人一人に酌にまわって、じっくりと会話をされるという大人の呑み方をされていたりして、気が付くと21時前でした。

　伊藤さんの２次会は21時から始めるとの言葉に、広すぎる会場をもう少しテーブルを集めて、お互いの顔が近くに見えるようなセッティングにしました。

JACKさんが牛乳を買ってきていなかったら、With"F"ツーリング初の死傷者が出るところでした（笑）

【狂乱の酒宴】

　いよいよ全国区呑み会の幕開けです。前述の通り、大部屋の端10畳ほどにテーブルをコの字に配置し再スタート。リーさんの八海山、火魔神さんのポカリスエット（焼酎・旨い）、ばなの紙パックワイン２升、そしておなじみＤ・Ｍ純一さんのダイナマイトワインとそれぞれの手土産も登場して、夕食時まではパーシャルだった人も酒が進むごとにフルスロットルに。席もどんどん入れ替わり、乱戦の模様です。

　ここではトークの中心はＭＶＸさん。「じゅんちゃ〜ん！」とＤ・Ｍ純一さんと、かなり濃い会話をされていました。夜も更けてかなり酒が回ってくると、「んじゃぁ適当にオンナ見繕って来てやるよぉ」と言い残し宴会場から出て行かれて、あんまり長い事帰って来ないので心配して探しに行ってみると、隣の203号室で爆睡されていたってのは、ナイスオチ！一緒呑んでいたＤ・Ｍ純一さんはかなりの量を呑まれたようで、その晩は秘技「すりーぴんぐばっくふぁいあー」をされたようです。

　かなり細かいグループに分かれて話に華を咲かせていたので、個別にどんな話をしていたのかはあまり掴めませんでしたが、ひたすら1000Fについて語る人、ライディングについて語る人、自分の住んでいる所の話をする人など色々で、過去の1000Fのカタログも登場するなど、オーナーズミーティングらしい一面もあった（ヲイヲイ(^^;）呑みです。

　残念ながら危険なネタ＆下ネタが多くて、殆ど書けません（爆）

【出発まで】

　白い顔をしながら朝食を摂る人も数名いらっしゃいましたが、前回の伊豆の時に昴加藤さんを宿の前でかなりお待たせしたのとは大違いで、殆ど皆さん９時過ぎには出発準備が完了していました。日曜だけしか休めない昴加藤さんは、今回も朝方に宿に見えるということです。
　　しかし今回は車で登場。お話を伺ってみると、娘さんが風邪をひかれたそうで、1000Fの準備が間に合わなかったそうです。それでも車で顔見せにいらっしゃるとは、さすがは元祖無茶キング。

朝一でＭＶＸさん、ＢＭＷさん、ＶＦＲさんは帰られるそうでお別れです。ここでもＭＶＸさんは一人一人と握手をして、再会の約束を誓っていらっしゃいました。

【三河湾スカイライン】
　宿を出て、まずは最初の目的地、三河湾スカイラインへ。宿からは30分もかからなかったでしょうか？料金所で21台もの支払いをしていると、さすがに本線に入ってからは前走車がおらず、ほどほどのペースで流せました。

　途中広い休憩所にて写真撮影の後は休憩タイム。またの名をローリングタイム（笑）ジモティーらしきＦＺＲ・Ｒ１などが何回も回っていたりして、皆さん始めは互いの出撃の機会を伺っていましたが、伊藤さんが出撃すると、それに続いてポツポツとローリングへ。
　そのころＤ・Ｍ純一さんは、朝礼の時に「せんせー、純一君が貧血で倒れましたー」と言われそうな顔をして、日陰で休憩されていたとか。

　sioraさんはパニア＆トップケースを外して、いねむりねこさんは1000Fのリハビリ、皆さん思い思いの走りを楽しまれたようです。
可哀相な事にジモティーらしきZRXは自分のペースも考えずに道を譲らなかったが為に、Ｉさん、ＪさんというＷ核弾頭の追撃に遭ったようです。

　ここで残念ながら昴加藤さんとはお別れ、次回は1000Fでの参戦を宣言されました。

【昼食・知多岬】
　11時に三河湾スカイラインを出て、ぐるっと知多湾を一周し、昼食の師崎港に着いたのが14時近く。結構走ったんですね。しかし殆どの人は初めて走る土地だけに、自分がどこを走っているのか、いま向かっている方角はどこか、全然わからずに走っていたようです。

　師崎港の入り口付近で全員のバイクを止められる所を探していると、親切なんだけどムカつくオヤジが登場。どうも付近の誘導整理の人のようです。

　近くの食事が出来る店まで徒歩で移動、新鮮な魚の料理を皆で堪能しました。刺身定食・魚フライ定食・焼魚定食などなど。食後は各自の帰りルートの検討です。「東名東京ICまで400kmもあるよぉ．．．」なんて言ってる関東組の隣の伊藤さんは、まだまだ自宅まで1000km！

　食後は向かいの店で干物を購入。我々が行くまでは閑古鳥でも鳴いてそうな店でしたが、一気に満員御礼。タコ＆アナゴの組み合わせで買って帰る人が多かったです。アナゴはかなり美味。

【また来年逢いましょう！】

　地元組はここで、西日本組と東日本組は有料道路上で別れるために、一応ここで全体解散です。事前に実際にルート調査をして下さったまがんださんを始め、名古屋近郊のメンバーが見送る中、他のメンバーは帰路へとつきました。

　南知多道路を、東日本組の方が手前の出口で下りるために、西日本組とは路上でお別れ。伊藤さんが左車線に入って減速して見送りです。

　ここから東名豊田ICまでは、1.5hほどかかりました。西日が強烈に照らす中、交通量の多い一般道を1000Fで走るのは、かなり堪えます。途中はぐれた数台を待つために、片側２車線道路の路肩に10台ほど並んで停車していると、反対車線の３階建てのハーレー屋さんから従業員が４・５人出てきて見物されたりしました。

　東名豊田ICに着いた時には既に16時をまわっていました。やはり帰りの高速もウサギさんチームはアッという間に視界の彼方へ。幸い赤＆青の表彰状は、帰りのルートは誰ももらわなかったようです。

　途中、頭の悪そうなバイクの集団（○△×□☆系の、いかにも週末に◎※PAに集まっていそうな連中）が、蛇行運転をしながら我々のそばをかすめて行くような場面も有りましたが、アクセル一捻りすれば彼らをバックミラーから消し去る能力を持つ1000Fの我々オーナーは、相手にもせずジェントルに巡航。皆さん決して他者には迷惑を掛けない飛ばし方を知ってますよね。同じころ伊藤さんは500SLを相手に圧勝してようですが（笑）

　浜名湖SAで「うなぎバーガー」休憩を入れ、足柄SA到着。厚木ICで下りる方もいらっしゃるので、ここで東日本組の解散です。この後は皆さんの掲示板への帰着報告を見る限りでは、全員「家に着く迄が遠足」を実践されたようです。

全国区ツーリングが無事終わりまして本当に良かったです。ただ指折り数えて待ちわびたこの週末が終わってしまい、なぜか心に穴が空いたような寂しさも．．．

みなさんまたお会いしましょう！！

　高速では、ウサギさんチームはアッという間にいなくなりますが、カメさんチームは安全走行です。決してペースが速くてついていけないなんて事はありません。

狂乱の酒宴では酒の苦手なメンバーもいましたが、ぱんぱーすさんの入会動機にもあったように、無理強いして呑ませる人は今回もいなかったようです。
＃勧められる前に勝手に呑んでる人は多いですが（笑）