第16回With"F"全国区ツーリング in 乗鞍 〜東北組の場合〜 '00.06.03・04
MVXさん＆リーさんによる東北組のレポートです（Ｐｈｏｔ：MVX、リー、Taku.Min）。
6月2日＜＜一人旅＞＞
「さぁ，いぐがぁ」と自分に言い聞かせ，12時過ぎに我がＣＢＲ（ＵＰハン取付後初めてのロングツー）に跨り東北自動車道・盛岡南から一路新潟へ一人旅・・・
「東北は寂しいなぁ（ＣＢＲの仲間がいねがら）」一人は慣れているもののやっぱり寂しい。盛岡〜乗鞍は一日で走るにはちと遠いので，当初，新潟に前泊することで計画していたが，今回は三条市のリーさんのお誘いに甘えることにした。
ひたすら東北道を南下していると，岩手と宮城の県境付近でリーさんから電話が入る。
会話のできる”ゆわ”にダウンし「18時頃には着くはず」と伝え，すぐ”ぬうわ”に・・・国見でガス補給と自分の廃油？を済ませ休み無くアクセルをあける。福島県本宮を過ぎてから磐越道へ入り新潟県新津に着いたのが16時ぐらいだった。新津から三条までは昨年11月，（四国・九州旅行時）新潟の夜にお世話になったトラさんのから道案内（インターネットで事前情報を頂いていた）で，17時には三条市に入った。
リーさんの仕事もまだ終わってないだろうし「ちょっと休もう」と独り言。休無しで走ったんで，水を飲もうと５，６台並んでる自販機の所に止まる。しかし，どの自販機も水は無かった。しかたなく，自販機の向かいの惣菜も扱ってるコンビニ風の店に入って「水ありますか？」
おかぁさんが，『すみません，さっき売れきれました』
どうしても水を飲みたかったので
「そうですか，じゃ」と店を出ようとしたが「ところで○○○ってどっちですかね？」と聞いてみた。（○○○はリーさんの住所）
そしたら，そのおかぁさん，なっなんと何のためらいも無くラックにあった売り物の地図を広げるではないか。そこまでしなくてもと恐縮しながら教えていただいているとリーさんから「いま何処？」の電話。店のおかぁさんにお礼を言い店を出た。あの地図また売るんだろうな・・・
バイクに跨ると今度は爺ちゃん『うぉぉ，これ何ｃｃ？』と寄ってきた。
「１０００ｃｃだよ」って言ったら，『ええっ，でかいなぁ』ってそれだけ。
＜＜再会パート１＞＞
おかげで，難なくリーさんとPM 6:00頃、東三条駅で再会することができた。
ここでのエピソードをひとつ・・・
駅に駐車スペースが無かったので取りあえず空いてる所に止まった。そこは少し傾斜地の交番の前だったんだす。おまけにオレンジ線の引いてあるスペース。しかし、お巡りさんはお巡り中との紙。【ラッキー！】とリーさんを待ちながら廻りを見回す。何処の駅にもよく居るティシュ配り。この駅では高校生位の兄ちゃん３人。メットを取ると直ぐ寄ってきて『どうぞ！』、しかたなく「ありがとう・・・」と受け取る。そして、なにげに後ろを振り返ると駅の玄関近くに大股開顔黒娘がタムロしていた。リーさんを待ちながら、顔黒娘らを時々ドキドキしながら見る助平親爺。
【俺の娘と同じ年頃、馬鹿やってんじゃねぇよ】って思いながらも目は・・・（^^；そして久しぶりの再会の挨拶もそこそこに、エンジンスタート。【おっどうしよう、Ｕターンでぎね】【ええっ行っちゃえ】って兄ちゃんらの居る方向へ。そこは段差のある歩道【転ぶわけにはいかないから行っちゃえー】ってな感じで、スタンディングしようと腰を上げたら、ミラーに子パンダ！【やべっ】帰って来たんだす。
焦る気持ちで【リーさん、早く行って！】っとメットの中で言ってはみたもののリーさんは車の中、おまけに信号も赤。（ＴＴ）何というタイミングの悪さ。ハラハラしながらミラーを見ていたんだす。兄ちゃん達もビックリしていたようだ。いきなりバイクが行くんだもんな。でも結果はセーフですた。【えがった、えがった、明日から気つけよ】リーさんの家はそこから近くあっというまに到着。
「こんにちは〜、おじゃますます。はじめますて伊藤です。」←ＭＶＸとは言えないでしょう。
『いらっしゃい』と女性。
ちょっと見の第一印象【若い！・誰だろう？・お姉さん？】
ジジイの頭は，長時間メットの中にいたのと若干の脱水状態（まだ水飲んでなかった）で？？？？？【まさかお母さん？】
そうです、お母さんでした。若かっただす。そして奥から親父さん。この方（失礼）は，誰かと同じくお酒の好きなそのまんまのお父さんだった。お二方ともとても感じのいいご両親だった。その後PM 7:30をすぎた頃、トラさんがバラデロ（2000年モデル）で登場！
「Ｆどうしたの？」とリーさん。「あるよ」ってトラさん。
この後は長くなるからカット。で、三人は歩いて近くの焼き鳥屋でかる〜く飲みながら、ＣＢＲだのバラデロだのっての話っこすたんだす。店はオープンしてまもないようで、手際が悪いしお姉ちゃんもイマイチ。挙げ句にビールのお替わりが超〜遅い店だった。（リーさんごめん）もう少しで切れるとこだったジジイ。新潟の人は気が長いのだろうか？
−−−追記−−−−
実はこの時ＭＶＸさんが「さっき注文した中生まだっすか？」と催促したとき（注文してから３０分は経っていた）、厨房にいた若いあんちゃん がＭＶＸさんに”ガン”くれていたことを僕は知っていた。凸(-_-)
「あんちゃん、"せんえふ"なめたらあかんよ。伊藤さん呼んじゃうよ。恐ろしいんだから、ギャグが・・・（爆）」と心の中でつぶやいていました。（あぁ、俺って小心者・・・（ＴＴ）
折角の楽しい再会＆前夜祭に水を差すような出来事。恐らくあの焼き鳥屋には二度と行くことはないだろう。ちなみに気の長い人ばかりではありません。（笑） ｂｙ Lee話の極めつけは、去年二回も高速で税金紙を貰った懲りないジジイの”高速道路での心掛け走行”。何のことはない、越したら戻れ！だす。
１．車を盾にする。隠れる。
２．当然！危うい車には近づかない。
３．ＰＡ、ＳＡ通過は必ず後方チェック。
４．追越し車線を連続２Ｋｍ以上走らない。←たまちゃん、そうだったすよな。時間の経つのは早く、仕事で明日一緒に走れないトラさんとは明後日の再会まで別れることとなった。「へば」って・・・
飲んだらイビキのジジイ。この後、リーさん宅の方々に迷惑を掛けたことは知る由も無かった。Ｚzz・・・・・
6月3日＜＜ペア走行＞＞
天気はまあまあ。リーさん宅で朝食をごちそうになり、8時半過ぎに出発。リーさんのガスチャージのためスタンドへ。カワイイ店員さんとすご〜く仲良しのリーさん、イイ感じだったす。もすかすて・・・
北陸自動車道：栄ＰＡでハイカを購入するため一時停車。そこにＢＭＷ１１００ＧＳがいて、こっちをチラッ。んでこっちは無視・・・
ガスを入れハイカを買ったリーさん。元気々！
予定より少し遅れての出発だったので”ぬえわ”前後で走行してると後ろからライトがチラリ。
【ん何？】、なんとあのＢＭではないか。そのまま抜かされ、追っかける格好となった。ジジイは心の中で【リー，行け！】と叫んだがアップしない。【リーが行かなきゃ俺が行く】シフトダウンして先ずはリーさんをクリヤー。で、ＢＭを追う。”ぬゆわ”ぐらいで走っていたＢＭを”ふふわ”で、さよ〜なら〜w（^^）
ＢＭは豆になり、二度と見ることはなかった。そのあとをリーさんがぴったりくっついて来たことは言うまでもない。（ジャンジャン！）で、その後関越道を川口ICで降りＲ１１７でへぎ蕎麦で有名な十日町へ向かう。
今回の全国区ツー”東北組”の副題は”道中グルメツーリング”と題し、その一発目として”へぎ蕎麦を食する”に決めました。
以前小千谷の蕎麦を食べた時、「これはうんまい！」と感激していたＭＶＸさんに「まだまだ、うんまいのありまっせ！」と思い、集合地点に向かうルート上で何かいい物は？と、考えてみたところ距離・集合時間を計算したら十日町になりました。一応、長野の信州蕎麦も浮かんだですが直ぐに頭の中から消滅させました。^^; （だって越後人なんだもん）ところが、ここで問題が発生！（な、なんだ？）
いくら有名だとはいえ蕎麦屋も所詮は食い物屋（ってあたりまえか）朝早くから営業しているところなんかありゃしない。かと言って店が開く時間までは待ってられない。時刻はAM10:00をまわって伊那ICの集合時間まで３時間も無い！うーん、どうしよう・・・
しかーし！捨てる神あれば拾う神あり。探し回ったところ２軒目の蕎麦屋のおばちゃんが『うちは11:00からなんでね〜わりいね。でもちょっと先の右手にある蕎麦屋さんは10:30から確かやってると思うよ』と商売敵なのに快く？教えてくれました。おばちゃん、ありがとね。（^^）
その蕎麦屋の名前は”由屋”（よしや、と読む）。開店直後なのでお客は誰もいませんでしたが座敷のテーブルには団体客の用意がしてあり我々は隅の方へ案内されました。「団体客とる所ってあんまし美味しくなんだよなぁ〜」と思っても開いてる店は此処だけ。とりあえず２人前を注文して食べることに。ところが、『久々に食べた”へぎ蕎麦”は格別に美味かった〜。』とはＭＶＸさんの談。
いや、まじに美味しかったです。新潟では有名な”小嶋屋”より数段はいけましたね。
おまけに薬味のアサツキ（天然物・自家栽培）の辛さが蕎麦に絶妙に合い、火照った身体にちょうどよかったです。お腹も心も満足になり後は一路、集合地点の中央高速：伊那ICをめざし出発です。なかなかいいペースで走ることが出来て【なにせ長野県側のＲ１１７はオリンピックの為にかなり整備されて下手な高速真っ青なくらいのペースで走る事が出来るくらいの道路になっちゃった】
豊田飯山ICから長野道に乗り、取り締まりに気を付けながら順調に飛ばす。
途中、紺色のフェラーリと出会い？後ろから【リー、行け！】とＭＶＸさんの声が聞こえたような気がして上官の命令に従わなければ銃殺にされると思い（笑）追撃を開始しました。
でもそのフェラーリはこっちが”ふわわ”で追撃態勢をとり、いざ！っていうところで減速して車線を譲るんだもん。んもー、消化不良っす。
その後ＭＶＸさんと抜いたり抜かせたり少し遊んでやりました。
まぁそんなこんなで、岡谷JCTで中央道に入り予定より３０分遅れで伊那ICに到着。
しか〜し、料金所出口付近には１０００Ｆはおろか人っ子一人も伊那い、いや居ない。もしや間違って降りちゃった？。凄く不安になり料金所のおじさんに「ちょっと前にバイクがいっぱい通りませんでしたか？」と尋ねると『あぁ、いっぱい通って行ったよ』と言ってくれたのでほっとするが「じゃ他のメンバーはみんなどこへ？」とＭＶＸさんと話しをして料金所を過ぎてキョロキョロしてると合図があった。「いるいるＦだＦ！、始まりだー！」＜＜再会パート２＞＞
既に３０台近くの１０００Ｆが到着し、ＧＳ前のスペースに所狭しと止めている。
そこに合流する瞬間のあの何とも言えぬ感じ。
みんなが手を振って出迎えてくれた。こっちも手を振りながら滑り込む。
（じーん、最高！感激っす）
バイクを止め、メットを脱ぎ、辺りを見るとそこには懐かしい顔、顔、顔・・・
しばらく談笑していると関東組：ばなさんチームが到着。
しばし休憩の後、リーダー伊藤さんによるルート？説明があり、なぜか一同大爆笑。
いよいよキャノンボールツーリングのスタートだ！
一応ルートは頭の中に叩き込んだつもりだが、走り出したら綺麗さっぱりと無くなってしまいました。いったいどこを走っているのやらさっぱり見当がつきません。（笑）
それにしても４０台もの１０００Ｆが走っている姿ってすごいですね。前を見ても先頭は誰？って感じで見えません。後ろを振り返ると幾つものヘッドライト。その中に自分も居る−これってやっぱりすんごい事だな〜と、又も感激しながら走る。
−写真を撮られる時に"つい"してしまう恥ずかしいポーズその１−
−後ろ姿シリーズ番外編（たまさん、パクってごめんね）−
『茂みに蠢く怪しい二人を激写！』 誰だかわかるかな〜？
（↑この頭はＭＶＸさん）
１０００Ｆが４０台！１回目の集合写真
途中、お約束？の間違いで一斉のＵターンや駅前（だったような）の駐車場を占領しての一回目の撮影会などをして雨の中、ようやく本日の宿泊場所の乗鞍高原に全員無事に到着したのであった。
午後６時半、マンボウの母さんの音頭で大宴会の始まり〜！ （今宵はどんな伝説が生まれるのか・・・）
まだまだ大人しい２次会。
でもこの後、恒例になった殺○煎餅の犠牲者が出る。可哀相に・・・・・
肩身の狭かった喫煙者たちのオアシス（単なる廊下なんだけど・・・）
たばこを吸わない人たちから『だばこの煙って、いやーにー』って 言われてたかどうかは定かでない。^^;
「エロのいる？風景」-(通称：エロ部屋）
『おやじ達、エロエロ大魔王っすよ。』と嬉しそうに話す酔っぱいのばなさん、最高でした。^^;−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
6月4日＜＜帰ったら女房と・・・＞＞
前日の天気が嘘のように晴れ上がり絶好のツーリング日和になりました。（これもみんなの日頃の行いが良いから？）
二日酔いの影響も無く食堂で朝食を取っていると、我が新潟より当日参加のトラさんが到着し「飯なんか食ってないで早く行こうよ」と疲れをものともしない発言をかましてくれましたが、そんな発言は無視して（笑）しっかり食べました。
−青空に残雪が映える乗鞍岳−
その後、当日参加の昴加藤さん、オールブラックスさん、ＭＡＫＩさんも到着され全員集合の後、慎太郎さんの音頭で１０００Ｆを色・年式別に整列させて、駐車場を占領？しての大記念撮影会。当たり前だけどあれだけの１０００Ｆは見たことが無かったので感激しちゃったっす。（感激しすぎていい写真が撮れなかった。グスン・・）
その後最終ミーティングを行い、安房峠を目指し本日のツーリングがスタートしました。
上高地乗鞍林道は文字通り？林道の雰囲気が思いっきしでていました。道ばたには所々残雪が有り、また一部路面は砂・砂利・落ち葉・わき水・等々で「さすがは乗鞍！（どごがじゃ）」と思いつつ堪能しました。
−東北組三人衆の勇姿？−
普通は撮らないでしょう、派出所の前なんかで（^^；安房峠を下りきったところの平湯温泉でＣＢＲ軍団と別れた後はちょろちょろ？走行で時間を繰ってしまい昼が13時頃となった。
松本インターの手前の店で大ざる蕎麦（四人前）と天ぷらをいただいたが三人とも「新潟の方が美味い」と結構大きな声で言ってしまった。しかし、店の人に聞こえたかどうかは定かでない。松本からの長野自動車道は順調で途中、ナンバー”９１１”のＲＸ７に似た新型ポルシェ９１１GT3、北陸道ではヤーさん風クラウン、覆面風セド（紛らわしいんじゃ、ボケッ！）
などと遭遇しましたがそれなりの対応？で処理すますた。
ＣＢＲの加速には到底かなわないバラデロも巡航”ぬおわ”程度ならＯＫとのこと。”ふわわ”はチャレンジすたみたい。それにすてもトラさん、運転中の写真撮影にはまいりますた。殆ど”ぬおわ”、【リー行け！】の時は”ふうわ”ぐらいだったので予定より一時間も早いペースでカッ飛んでしまった。給油以外休みもせず、いつも先頭を走ってくれたリーさん本当にお疲れさまですた。
この裏手に秘密の抜け道があるなんて・・・
別れの前，栄ＰＡで一休み。先に休んでたハレーの 爺様連中には目もく
れず真っ直ぐソフト売り場へ。すかさずお姉さんに「俺には大盛りサービスしてくれ、遠くから来たんだから」と訳のわからない事を言ってたジジイがいた。ここでトラさん「このＰＡからの脱出した奴がいる」とのこと。三人はソフトを噛りながらトラさんの言う通りの実況見分をした。店のうしろまで見て、なるほど抜けられる。オフ車だったら楽々。リーさんは「”Ｆ”でも行けるぞ」と、などと別れの寂しさを隠すかのように、笑いあいますた。
ＭＶＸは、「リーさんの御陰で早く帰れるから今日は女房とＳ○Ｘできるな」って独身を刺激するような発言を・・・三条でリーさん、安田でトラさんと別れ、また一人ぼっちの”もひさ”は会津へと・・・
磐越の一車線は意外とハイスピード、福島からはベンツＳ５００のおかげで何と19時前に仙台の家に着いてすまいますた。で、直ぐ風呂へ突入。酒にお○○こ！。
誰だ変な事を考えたの？おしんこですよ。おしんこ。結局この夜、女房とは手も握らず寝てしまったのだっだ。ちゃんちゃん。
はたして、このＲＥＰの登場人物は何人だったでしょう？
正解者には，ゴアテックスの合羽（新品：20,000円程度）を5,000円で譲ります。／／／／／／／／／／／／／
あとがき：
あーっという間に終わった楽しい２日間でした。メンバーのほぼ半数が集まるという 大所帯にも関わらず、リーダーの伊藤さん始め、関係諸氏（Taku.Minさん他）方々の ご尽力で事故や怪我も発生することなく過ごせた事に感謝する次第です。 また、このような集まりに参加出来たことを本当に嬉しく思っております。
来年も元気なみんなに再会出来る日を楽しみにしています。んじゃ、また来年〜＾＾ゞｂｙ MVX & Lee
